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公開日:2025.10.28
創業者の歩み・思い 起業について

焼きアナゴ竹串、ついに100均の扉を開く!

電話しても電話しても、なかなかつながらない。
呼び出し音だけがむなしく響く。
「どうしたもんかなぁ…」
頭を抱えては、「困った困った」とつぶやく日々。

そこで、ふと思いついた。
“見本をいきなり送ってしまえ!”

しかも、ただ送るだけじゃ面白くない。
目立たなきゃ、意味がない。
どうせなら海外から送ったように見せよう。
そうだ、EMSの国際郵便袋を使おう!
これなら、受け取る相手も「なんだこれは!?」と目を留めるはずだ。

作戦決行。
数日後、「BBQ用竹串の見本をお送りしました○○です」と名乗り、勇気を振り絞って電話をかけた。
ドキドキしながらアポイントをお願いすると――
ついに!OKの返事が!

思わずガッツポーズ。
そして約束の朝10時、私はスーツ姿で会社のドアを叩いた。

プレゼンの結果、なんと採用決定!
大サイズは5本入り、中サイズは10本入り。
手作りの「BBQ竹串」が、100円ショップの棚に並ぶことになったのだ。

「やっと…やっとここまで来たか。」
胸をなでおろす瞬間だった。

しかし、喜びも束の間。
頭の片隅で、もう一人の自分がつぶやく。
「でも、BBQの竹串だけじゃ、借金は返せないぞ…。」

そう、まだまだこれから。
次は、**“竹串以外の勝負商品”**を見つけなければ。
毎日、考えに考える。
「何かあるはずだ。何か、まだ見えていない“宝”が…」

つづく。