私は40歳で起業しましたが、「なぜ貿易に関する仕事を選んだのか?」とよく聞かれます。
その理由は、最初に入社した会社が商社だったことにあります。
商社で、面接の際に特に人事部長が私を気に入っていただき、何と筆記試験なしで入社することができたのです。
もしかしたら筆記試験があったら、きっと落ちていたでしょう。幸運でした。
当時の商社の業界は、日本列島改造論で不動産が活況で景気も悪くなかった時代です。
最初の配属先は繊維原料の輸出を担当する「受渡し課」でした。
ここで、短繊維の糸や綿を世界各国へ輸出する仕事に取り組みました。
ここで本格的に貿易に関する貿易業務を徹底的に学びました。
この商社でのいろいろな経験は、最近の私の仕事に大きく影響しています。
ここでの貿易の知識や経験が、ディンギーの基盤となり、今でもそのスキルは活かされています。
商社での配属先、いろいろな人との出会いが、私の人生を大きく変えました。
不思議な巡り合わせですが、すべてが今につながっています。